Monthly Archives: May 2011

【viewkoma2 report】見える/見えない/映像/実像/音/光

5月27日(金)に堀尾寛太&梅田哲也によるDVD「viewkoma2」発売記念ライブを開催しました。MACでははじめての試みとなる客席を設置してのライブで、15名弱のお客さんがご来場。狭いスペースですが、いい感じの親密感で集中したパフォーマンスとなりました。 入口側のガラス面前のロールスクリーンを全て下ろし、それにパフォーマンス中の影や映像を投影します。パフォーマーの二人は観客席の背後のトイレへ抜ける前室にそれぞれのデバイスを設置して、スクリーンをみながら、そこに映し出す多様な像を生成していきます。梅田堀尾両氏それぞれが、DIY的な簡易電子工作をベースに、秋葉原で手に入る細かな電子部品と廃材などを組み合わせて、電気と磁気を帯びたおもちゃのような機器を無数につくりだし、それらの発する音や光を共演させるかたちで音と光の空間をつくっていきます。 プロジェクターの光の前で、ふたりの動きやデバイスたちが影絵のようにスクリーンに映し出され、またカメラとプロジェクターが接続された際には、彼らの手元の映像やデバイスたちが直接映し出されます。彼らは鑑賞者からは見えないデッドスペースで演奏しているので、たまたまスクリーンに彼らの像が映し出されたときしか観客はふたりの動きを知ることはできません。実は見えないところでのふたりの動きはとても面白くて、でも観客のみんなはずっとスクリーンを見ているっていうなんだかちょっともったいない状況もありました。また、ふたりのプレイが映画的だったなという印象を受けました。というのは全体構成のなかでわりと演出性が高く感じられる場面がしばしばあって、笑いを誘うシーンが仕込まれていたりと、なにかしらの物語構造を見ていた気分もありました。また、観客が映像だけを見る状態になったことで、その演出感はより強まったのかもしれません。正面の映像に加えて、奥でのふたりの淡々とした振舞いを観客がチラ見できる構造があったらもっと面白かったでしょうね。 いずれにしてもスペースの特性や構造を読み込んで構成した、その場かぎりのライブであることは間違いないので、そういうサイトスペシフィックな面白さは充分ありました。ただ、その構造を最大限に活かしたライブを組み立てられたらほんとにすごいものになるだろうなと思います。そういう可能性を感じさせてくれる、構造自体に面白さのあるライブでした。 それにしても、ふたりの用いるデバイスや素材が動き出して音を発すると、どれも生き物みたいに見えてくるのがとても印象的でした。 梅田くん、寛太くんほんとに素敵なライブをありがとう。また来てください。

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waf 報告会 by 淺井裕介、遠藤一郎、おおくにあきこ、おかず&高須賀千江子

6月1日のイベントのご案内です。 ★Wall art festival報告会 in 青森★ 日時:2011年6月1日(水)19:30 – 21:30 会場:Midori Art Center (MAC) @ hotel YAMAGAMI 料金:500円(チャイ付き) 出演:淺井裕介、遠藤一郎、おおくにあきこ、おかず、高須賀千江子 インドでの芸術祭の報告トーク、写真展、パフォーマンスなどを実施します。 ※募金をお願いします。 インド、ヒバール洲スジャータ村にあるニランジャヤスクールでおこなった芸術祭Wall Art Festivalの報告会を、Wall Art Projectのおおくにあきこさん、おかずさんと、招聘アーティストの淺井裕介さん、遠藤一郎さん、高須賀千江子さんをお招きして開催します。 Wall Art Festivalについて、WAFウェブサイトを参照しつつ、簡単にご説明いたします。 2006 年、日本の大学生50人がアルバイト代で、ニランジャナスクールに校舎を贈ったところからはじまるそうです。もともとニランジャナスクールは、教育システムが整わないこの村のインド人青年によって創設された青空スクールでしたが、現在は400 人ほどが通っており、併設の孤児院においては22人が寝泊まりしながら勉強をしているそうです。 しかしながら世界各地からの寄付を頼りにした運営は常に苦しく、未整備の部分も多いです。学校支援は建てたことから始まることを改めて自覚したメンバーは、現状を伝え、改善の方向に向かう方法を模索しました。 その方法として、ニランジャナスクールの白い壁に絵を描く芸術祭を開催することにしたそうです。貧しい地域から、ハイレベルの芸術祭を発信することで、地域のエンパワーメントを図り、世界の注目を集めるきっかけとします。ゆくゆくは現地にハンドオーバーすることも視野に入れる、考え方などのソフトを提供する新しい支援のカタチを模索しているとのことです。 第2回のWAFは2011年19~21日の3日間開催し、5000人余りが来場、日本からも20人がボランティアとしてさんかしたそうです。 【ウォールアートフェスティバル イン ニランジャナスクール2011 】概要 ●開催日:2011 年2 … Continue reading

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viewkoma2 by 堀尾寛太 + 梅田哲也 DVD発売記念ライブ

MAC今年度最初のイベントのお知らせです。 第一弾として、急遽素敵なライブを開催します。 堀尾寛太と梅田哲也によるDVD「viewKoma2」の発売を記念して、お二人をお招きしたライブイベントを開催します。 ■MAC performance piece 【viewkoma2 by 堀尾寛太 + 梅田哲也 DVD発売記念ライブ】 出演:堀尾寛太、梅田哲也 日時:2011年5月27日(金) 20:30開場 21:00スタート 会場:Midori Art Center (MAC) @ hotel YAMAGAMI 料金:¥2,000(1ドリンク+DVD付き)、または¥1,500(1ドリンク付き) 定員:先着20名(予約優先とします) 予約:midoriartcenter(at)gmail.com ←(at)を@に変換してください。 主催:Midori Art Cneter (MAC) 共催:堀尾寛太+梅田哲也 助成:青森学術文化振興財団 堀尾寛太は日常的な物質に電磁石やモーターなどを組み合わせた自作デバイスによって、生物のような不可思議な動きをもった音世界をつくりだします。一方で梅田哲也はテレビなどの家電や扇風機のような日用品を改造し組み合わせた装置を用いて音と光による独自の現象世界を生み出します。堀尾は大友良英による美術館でのサウンドプロジェクト《ENSEMBLES》(水戸芸術館、2010)に参加したり、ソロでもサウンドインスタレーションを発表するなどの活動を展開し、梅田はあいちトリエンナーレなどをはじめとする美術展でもインスタレーションとして独特の世界を築きあげています。 ちなみに梅田哲也は青森は2度目のライブです。 一度目は2010年3月のACACでのワークショップ&個展「空間の法則/現象の方程式」とMACでの下道基行展でのオープニングパフォーマンスでした。どちらもすばらしいイベントでした。 そして、堀尾寛太は青森初登場&初ライブです。 みなさま是非お見逃しなく。 ★DVDクレジット★ viewKoma2 演奏:堀尾寛太 … Continue reading

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